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歯周病と全身状態に関連があることは分かってきましたが、歯周病と心筋梗塞や脳梗塞に強い因果関係が認められているわけではありません..

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「歯周病を放置しておくと命に関わる」?


歯周病が命に関わるというのは少し大げさ

 ペリオドンタルメディスンの分野が発展したお陰で、歯周病と全身状態が関連していることがはっきりしてきました.(*1)
 しかし、その関連が分かってきただけで、例えば歯周病と心筋梗塞や脳梗塞に強い因果関係が認められたというわけではありません(*2).
 したがって“歯周病が命に関わる疾患”というのはちょっと大げさな表現ということになります.

*1)歯周病と全身疾患・ペリオドンタルメディスン
*2)歯周病と心疾患、脳梗塞


歯石沈着、歯肉炎と歯周炎は別の病気と考えた方がよい

 歯周病菌やその炎症因子が全身に運ばれて悪影響を与える、というのがペリオドンタルメディスンの考え方です.

 全身に影響を与える歯周病菌として考えられているものには P.g.菌、T.f.菌Td.菌, P.i.菌, A.a.菌などがあります.
 これらの歯周病菌は歯周炎の深い歯周ポケットに存在する細菌なので、歯肉炎や軽度歯周炎の方はほとんど心配する必要はありません.

 「日本人の8割が歯周病というウソ」でもふれたように、歯肉から出血する程度の歯肉炎や歯石が付いている程度の状態と命を狙う歯周病菌がいる歯周炎とは違うものだということを強調しておきたいと思います.


periodontal disease(歯周病)とperiodontitis(歯周炎)

 なぜ歯石がついているだけの状態や歯肉炎までも“恐ろしい歯周病”というような間違いが起こってしまったのかというと、一つには用語の問題があったのではないかと考えています.

 アメリカ歯周病学会などが問題としている歯周病は"periodonntitis(歯周炎)"で、"periodontal disease(歯周病)"ではありません.
 "periodontal disease(歯周病)"には"gingivitis(歯肉炎)"と"periodontitis(歯周炎)"があるのですが、なぜか本邦では欧米の論文で"periodontitis"とされているものを“歯周炎”ではなく“歯周病”と訳してしまっています.

 歯がぬけおちてしまったり、全身疾患と関連したりする歯周病というのは、深い歯周ポケットのある重度歯周炎(periodontitis)です.
 歯周炎(periodontitis)と歯肉のみに炎症症状のある歯肉炎(gingivitis)とは英語ではしっかり区別されていますが、わが国では歯周病としてひとくくりにしてしまったので、このような混乱が起こってきてしまったわけです


多少、歯石がついていても心配いりません

 歯石がついている状態あるいは歯肉から時々出血があるといった程度の歯肉炎が命に関わることはありません.
 歯肉炎の出血は少し丁寧にブラッシングすれば止められますし、歯石がついているからといってそれが直接悪さをするわけではありません.

 『歯石はつけておくよりは、そりゃあとったほうがよいでしょう.だけど、多少の歯石がついているからといって特に問題はありません.
 それより大切なのはプラークの除去.
 これをきちんとやらにゃあ、歯周病は治りゃせんよ』(片山恒夫)




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