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抜いた歯は生えてきません.削った歯は元に戻せません。歯科治療は両刃の剣であることを理解して治療を受けてくださるようおねがいします.

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自然治癒力について


 小西歯科医院では、歯科治療において自然治癒力(しぜんちゆりょく)を考慮することが大切だと考えています.

 自然治癒力という用語はあまり耳慣れない言葉ですが、このページでは自然治癒力に関してまとめてみたいと思います.

このページの目次
*自然治癒力を忘れてしまった現代医療

*歯科治療も自然治癒力を考慮する

*自然治癒力とは何か
・恒常性(恒常性・ホメオスタシス)
・原因をみつけそれを除去するのが近代医学の考え方
・近代医学の影に隠れてしまった自然治癒力

*自然治癒力に関連する考え方
・医療は自然治癒力の手助けをしているのに過ぎない
・ストレスと自然治癒力
・ 我包帯す、神癒し賜う


自然治癒力を忘れてしまった現代医療


 自然治癒力というと病気を治す特殊な力が働くというような響きがありますが、自然治癒力は誰にでも備わっている、身体を安定に保とうとする力です.

 自然治癒力という言葉が新鮮に聞こえるのは、薬まみれ、検査漬けの現代医学が完全に忘れ去ってしまった考え方だからです.

 特に歯科治療ではむし歯の歯が再生したり、歯根破折が自然にくっついたりするわけではないので、現代歯科学では”自然治癒力”という考え方はまったく無視されています.

 私がここで”自然治癒力”という言葉を声に出して言うのは、歯科領域では”自然治癒力”働かないと決め込んで、抜かなくてもよい歯周病の歯を簡単に抜いたり、ごく一部が割れてしまっただけの歯根破折の歯を丸ごと抜いてしまう、などの乱暴な歯科治療に警鐘を鳴らしたいからです.

 歯科領域でも”自然治癒力が働くことに気が付けば、その歯科医の考え方も変わり、安易な抜歯や削りすぎなどの害が少なくなるに違いないと思います.


自然治癒力を無視した歯科治療


 むし歯でできた穴は自然にふさがらないので、歯科治療と自然治癒力は関係ないと思っている歯科医が多いようです.

 しかし、少し注意してみると歯科領域でもあらゆる局面で自然治癒力が働いていることが分かります.

 この自然治癒力を歯科領域でも十分考えることが口の健康を維持するために必要だと考えています.


 第二ゾウゲ質の形成を無視して簡単に神経をとってしまったり、動揺が強いから、といって次々と抜歯してしまうのは歯科治療ではありません.

 歯周病の組織破壊は免疫システムの誤作動によって起こるのですから、その誤作動を止めることが組織破壊をともなう歯周病(歯周炎)の主たる治療ということになります.

 歯根破折の膿瘍形成も時間経過とともに自然治癒力により消退していきます.

 むし歯治療にしても、歯周病治療にしても、歯根破折の治療にしても、生体の自然治癒力を十分意識した歯科治療を行いたいと考えています.

 《自然治癒力と歯科治療に関して詳しく》

*むし歯と自然治癒力
*歯周病の炎症、歯周ポケット形成と自然治癒力
*歯の傾斜や挺出と自然治癒力
*歯の動揺と自然治癒力
*歯根破折と自然治癒力


自然治癒力について

 自然治癒力は生体が本来持っている、身体を健康な状態に保とうとする力で、漢方にしてもア―ユルヴェーダにしても、近代医学が隆盛を極める前のヨーロッパでも、医療の根本的な考え方でした.

 しかし近代医学が病気の治療、特に感染症の治療において劇的な効果を見せるようになって、医療の考え方から次第に忘れ去れてしまいました.

 近代医学では生体の安定を保つために恒常性が働いているという考え方がありますが、特に病気に対する恒常性の発現が自然治癒力にあたります.

 《近代医学と自然治癒力》



自然治癒力に関連する考え方

 
  近代医学は臨床現場では自然治癒力の考え方を忘れてしまっていますが、その根底には”自然治癒力の脈々と受け継がれています.

 アンドリュー・ワイルの考え方やセリエのストレス学説、アンブロワーズ・パレの箴言などにそのことが見て取れます.


医療は自然治癒力の手助けをしているのに過ぎない


 アンドリュー・ワイルは薬を飲んだり、包帯をしたからケガが治るのではなく、自然治癒力が働くことで治癒に至ると言っています.

 医療は自然治癒力が働くのを手助けしてしているに過ぎないというのが、ワイル先生の基本的な考え方なのです.
 《アンドリュー・ワイルと活性プラシーボ》


ストレスと自然治癒力


 ストレスの研究で有名なハンス・セリエが全身適応症候群(ぜんしんてきおうしょうこうぐん)と名付けた現象があります.

 生体に刺激が加わったとき、その刺激に応じた特異的反応(*とくいてきはんのう)のほかに,刺激の種類とは関係なく、ストレスの3徴候と呼ばれる身体反応を起こします.

 具体的には副腎皮質の肥大、胸腺リンパ組織の萎縮、胃・十二指腸潰瘍などがあります.
 全身適応症候群は刺激によって引き起こされた体の歪みを正そうとして起こる体の反応で、自然治癒力の代表的なものだと考えることができます.

 セリエ先生は、この体の歪みをストレス、生体にストレスを引き起こす刺激をストレッサーと名づけましたが、一般的にはストレッサーを含めてストレスといっています.
(*)特異的反応=おでこをぶつければそこが腫れて膨らんでくるというようなその刺激に対しておこる特有の反応
 《ストレスについて詳しく》


我包帯す、神癒し賜う


 近代外科学の創始者アンブロワーズ・パレが残した「我包帯す、神癒し賜う」という箴言も、外科処置で傷が治るのではなく、医者は自然治癒力が働くのを手伝っているのに過ぎないということを言っています.
 《我包帯す、神癒し賜う》




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