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抜いた歯は生えてきません.削った歯は元に戻せません。歯科治療は両刃の剣であることを理解して治療を受けてくださるようおねがいします.

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〒161-0032 東京都新宿区中落合2-20-6

歯みがきで重度歯周病を治す・歯ブラシの奇跡


 歯ブラシだけで重度の歯周病を治してしまった患者さんがいます.

 通常抜歯と宣告されるような重度歯周病は歯ブラシだけで治すことは難しいのですが、中には片山式ブラッシングだけで完治させてしまう人もいます.

 そのような方々との体験を通して、私たちは片山式歯周病治療で重度の歯周病でも抜かずに治せることを確信しています.

 このようなケースを片山先生は「歯ブラシの奇跡」とよんでいます.

晴れ渡った秋の空

「おぉ〜!!!!!」

 オカヤスさんの口の中をのぞいた瞬間、いくつもの感嘆府が口の中からからこぼれてきました.

 前回の状態をそれほどはっきり覚えていたわけではないのですが、歯肉の様子は明らかに違っていました.

 口の中が輝いている.

 スカッと晴れ渡った秋空を見あげるような、そんなさわやかさがありました.

 前回撮影した写真と口の中を比べてみて、それがはっきりしました.

 赤紫色に膨れて妙にテカテカしていた歯肉の腫れはすっかり消え去り、風船がしぼんだような状態になっています.

 歯周ポケットにプローブを入れれば、決壊した堤防からあふれ出す濁流のようだった出血も、今日はなりをひそめています.

 急性のぷっくりふくれたメタボの歯肉はすっかり消え去り、10日間で筋肉質の引き締まった姿に変身していたのです.

 「ええっ?たった10日間で・・・・」


コロッケもかじれません

 オカヤスさんが歯周病の治療を望んで来院したのは、かまびすしくセミの鳴く夏真っ盛りのころでした.

 すっかり夏やせした細い体をうつむき加減にして診療室に入ってきました.

「体調を崩すと歯肉が腫れあがって2,3日寝込んでしまうこともあります.特に夏場はだめです.」

 歯肉は全体的に赤紫色に腫れあがっており、何本かの歯はかなりグラグラしていました.

 中には今すぐ抜け落ちても仕方がないような歯も混じっています.

「食事に大変不自由しています.前歯でコロッケを食べることもできません.なるべく歯を抜かずに歯周病を治すことはできないでしょうか・・・・」


歯を抜くのは絶対にいや


 抜かずに治すのはとても難しそうでした.

 しかし、できることなら患者さんの希望に応えたい.

 そこで、手元にあった一冊の本を差し出しました.

 片山先生の著書“歯槽膿漏-抜かずに治す”です.

 「片山先生はオカヤスさんのような重度の歯周病患者さんを抜かずに治しています.ただしこの本に書いてあるような片山式ブラッシングを毎日続ける必要がありますが・・・・.」

 オカヤスさんは分厚いその本をぱらぱらとめくって
「やってみます」
ときっぱりと言いました.

 そして10日後、歯肉の炎症は見事に改善されていたのです.

 「歯を抜くのは絶対にいやだったんです.今回は何とかしないと大変なことになると思って・・・・その一心で毎日3時間以上ブラッシングしていました」
と後に述懐しています.


症状に合わせて歯ブラシを変えて行く


長時間ブラッシング

 オカヤスさんのようにいまにも抜け落ちてしまいそうな重度歯周病(歯周炎)の治療の歯磨きは、かなり長時間のブラッシングが必要になります.

 しかし、歯肉炎や軽度の歯周炎のブラッシングはそこまで長時間のブラッシングが必要なわけではありません.

 歯肉炎レベルの軽い歯周病であれば10分程度の時間でもその目的を達することができます.

 しかしそれでも普通のブラッシングより長い時間が必要になります.なぜそんなに時間がかかってしまうのでしょうか?

 それは片山式ブラッシングが厳密なブラッシングを必要とするからです.


 
 厳密なブラッシング

 厳密なブラッシングというのは歯並びや歯の生え方、歯肉の病状、治癒過程における歯肉の変化に合わせて歯ブラシの種類とブラッシング方法を適宜変えていくことを意味します.

 つまり一人一人、その時その時の症状にあわせた的確な歯ブラシを丁寧にしていくのが片山式ブラッシングなのです.

『“歯周病治療のブラッシング”と“普通のブラッシング”は質も量もまったく違うんですなー.“歯周病治療の歯磨”は“普通の歯磨き”よりはるかに長時間で厳密なんです.』(片山恒夫)

絵筆の硬さの歯ブラシからはじめる

 オカヤスさんの歯肉も治療を始めたころは炎症が激しく、ブラシをあてるだけで出血してしまい、普通毛の歯ブラシでは痛くて磨けないような状態でした.

 そこでまず、絵筆ほどの軟らかい歯ブラシを使ってブラッシングをはじめました.

 炎症のある歯肉はことのほか軟弱で、少し傷をつけたり出血させたりしてしまうと簡単に腫れあがって次の日には痛くてブラシをあてられなくなってしまいます.

 したがってブラッシングを毎日長時間続け、プラークを的確に除去するためには出血させない、痛くしないように細心の注意を払わなくてはなりません.このとき歯みがき剤は使いません
(ブラッシングの3原則)

 10日間で急性炎症症状を消退させたオカヤスさんはそれからも、熱心に治療用のブラッシングを続け、半年後には炎症症状のまったくない“見かけの治癒”の状態にたどりつきました.

 そして、1年後には失われた歯槽骨も見事に回復して、ほぼ治癒の状態となりました.
『歯ブラシは出血させたらいかん、痛くしたらいかん.腫れた歯肉はちょっとさわっても痛いんですわ、だから最初は絵筆ほどの軟らかさの歯ブラシでそっーとそっーとブラシせにゃあ』(片山恒夫) 


重度歯周病でも抜かずに治せる

 治療開始から20年たった現在も朝晩30分のブラッシングはかかしません.

 治療を始めたころは30代で小学生二人のお母さんだったオカヤスさんも頭に白いものがまじり始め、お孫さんもできて、おばあちゃんと呼ばれる年代になってしまいました.

 しかし、歯周組織はすっかり健康を取り戻し、以前よりずっと若々しくなっています.

 コロッケはもちろんのこと食生活に不自由を感じることはほとんどありません.

 ブラッシングだけで重度の歯周病を治してしまったオカヤスさん.

 私たちはオカヤスさんのケースを通して、多くのことを勉強させてもらいました.

 そして、片山式歯周病治療で重度の歯周病でも抜かずに治せることを確信したのです.

 “歯周病治療のブラッシング”の劇的な効果を片山先生は“歯ブラシの奇跡”と呼んでいます.




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