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抜いた歯は生えてきません.削った歯は元に戻せません。歯科治療は両刃の剣であることを理解して治療を受けてくださるようおねがいします.

TEL.03-3954-8844

〒161-0032 東京都新宿区中落合2-20-6

歯周病・歯肉炎の症例写真


 歯周病には歯肉炎と歯周炎がありますが、歯肉炎を起こしているかどうかは歯肉を見ることで判断できます.

 炎症歯肉は赤くぶよぶよしているのが特徴です.

 オーラルフィジオセラピー(片山式ブラッシング法)で健康を取り戻した歯肉はピンク色で引き締まっていることを写真で確認してください.


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健康歯肉と炎症歯肉を動画でまとめてみました。
こちらもご覧ください。


 
 チャンネルページ  https://www.youtube.com/channel/UCxwS8xFIBbCSgmds5t24bDg

  画像でみる
炎症歯肉と健康歯肉
https://youtu.be/CRhZDdOhITU
  歯周病の進行 https://youtu.be/AOCCIN1cnJo
  歯周病の症状 https://youtu.be/mIspa2nsi1k
  歯周病の治り方 https://youtu.be/qtPfM_lHvJA


浮腫性(軟らかい)歯肉炎

歯肉炎の代表的なものが浮腫性の歯肉炎です.
歯肉は赤くなり、浮腫性に腫れあがります.
歯肉の炎症は歯間乳頭部か辺縁歯肉からはじまって、歯に沿って広がっていきます.

  53歳の主婦です.
歯間乳頭部をはじめ、歯肉が全体的に赤く腫れています.
療開始時のX線では歯槽骨の吸収はほとんど認められません.

ブラッシング開始1ヶ月後、赤く腫れあがった状態は徐々に改善し、3ヶ月後には炎症はほぼ消退しました.

1年4ヶ月後にはピンク色の引き締まった健康歯肉になっています.

 治療開始時の浮腫性歯肉炎の状態です.
歯肉は赤くぷっくりと腫れあがっています.
 ブラッシング開始1ヶ月後です.
浮腫はある程度取れていますが、まだまだ炎症症状が残っています.
   
   
 治療開始から3ヶ月後の状態です.
歯肉の赤みは大分治まり、膨れ具合も少なくなってきました.
 治療開始から1年以上経過しました.
歯肉はピンク色に引き締まり、炎症は完全に消退し、治癒となりました.
   


線維性(硬い)歯肉炎


 炎症は血管の拡大、増殖や血管からの液状成分の増大によって、赤みを増し、浮腫を呈しますが、通常とは違う歯肉の炎症像を示すことがあります.

 それがこの線維性の歯肉炎です.

 病理学的には線維性歯肉という呼び方はありませんが、その歯肉像から臨床家は線維性の歯肉炎とよんでいます.

 なぜ、歯肉の性状が浮腫性なになったり、線維性になったりするするのかよく分かっていませんでしたが、現在では喫煙がその大きな理由のであろうと考えられています.

 喫煙はニコチンやタールなどの科学物質や熱などにより、血流障害を引き起こし、線維芽細胞を活性化させる力があるので、歯肉を線維性に導く力があるのではないかと考えられます.

 23歳の大学生.男性です.
 線維性歯肉の炎症です.喫煙をする方の歯肉はこのように硬い感じの歯肉になることが多いようです.
 一見出血しにくいようにみえますが、歯ブラシの毛先をポケットの中に突っ込むと出血してしまうことがあるので、要注意です.
 歯と歯の間の歯間乳頭(歯間歯肉ともいいます)と呼ばれる部分の歯肉が無くなっていましたが、適切なブラッシングをすることで、よみがえりました.

治療開始時の線維性歯肉炎の状態
喫煙者の歯肉は血流障害があり貧血状態なので、歯肉に炎症があっても、赤くふくれ上がることはありません. 
 治療(ブラッシング)開始1ヶ月後
歯間乳頭部の歯肉が少し盛り上がってきたのが確認できます.(青矢印)
青の矢印の部分も黄色の矢印の部分も歯肉のふくれが小さくなっています.
   
   
 治療開始3か月後
青矢印部分の歯肉も黄色部分の歯肉も徐々に形を整えてきています.
 3年後
歯肉の状態はほぼ健康な姿になりました.
   


思春期性歯肉炎


治療開始時 3日後
1ヶ月後 2年後
 14歳の女子中学生です.
 ”思春期性歯肉炎”と呼ばれる歯肉炎で、治療開始時には歯と歯の間の歯肉がぽってりとはれ上がっています.(黄色矢印)

 この写真では分かりにくいのですが、治療開始時と3日後の写真では、歯と歯肉の境目にプラークと歯石がついているのが確認できます.(青矢印)

 このプラークが歯肉炎の原因なので、プラークの除去が歯肉炎の治療になります.

 絵筆のような軟らかな歯ブラシでブラッシングを開始して、1ヶ月後には炎症はほぼ治まりました.



歯肉全体に広がった歯肉炎(瀰漫性歯肉炎)

歯肉全体に広がった歯肉炎を瀰漫性(びまんせい)歯肉炎とよびます.
炎症症状が強くなるので、歯肉に裂け目(歯肉クレフト)ができてくることもあります.

治療開始 2週間後
1.5か月後 10ヶ月後
28歳の女性です.
下の前歯の裏側の状態です.
炎症が歯肉全体に広がってて、歯肉に裂け目ができています(歯肉クレフト).
適切なブラッシングを続けることで、健康な状態を取り戻しました.



歯肉の再生(歯肉クレフトの改善)


歯肉が裂けたような状態になることを歯肉裂開(クレフト)といいます.
黄色矢印の部分が歯肉クレフトです.
丁寧にやさしくブラッシングすることで、改善してきました.(黄色矢印)
治療開始時・X線写真
28歳の女性です.
治療開始時、少し硬い感じの炎症が歯肉全体に広がっていました.
熱心にブラッシングを続けて順調に回復していたのですが、ブラシ圧が強すぎたためか歯肉が裂けたような状態になってしまいました.
歯肉クレフトとよばれる状態です.
下の前歯を支える表側の歯槽骨は薄いので強い力がかかったときに壊れてしまうので、炎症の消退とともに歯肉が裂開してしまうことがあります.
丁寧に治療のブラッシングをすることで歯肉の形態は改善されてきました.

ブラッシングは歯肉の状態をよくみて、歯肉の実力にあった歯ブラシの硬さ、方法を適宜選択していかなければなりません.
痛くしない、出血させない、歯磨き剤は使わないというのが治療のブラッシングの原則です.



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