歯周病とは歯周病は歯周組織(歯肉、セメント質、歯根膜、歯槽骨)に発生する疾患の総称です.アメリカ歯周病学会(AAP)の分類アメリカ歯周病学会(AAP)の分類では@歯肉疾患、A慢性歯周炎、B侵襲性歯周炎、C全身疾患の一症状としての歯周炎、D壊死性歯周疾患、E歯周組織膿瘍、F歯内病変関連歯周炎、G先天性および後天性の形態異常の8つに分けられていますが、この中で日常的に問題となる歯周病は歯肉炎と歯周炎です.歯肉炎歯肉炎は炎症が歯肉だけに限局された歯周疾患で、炎症が歯肉だけでなく歯ぐき全体に広がり、歯を支えている歯周組織が破壊されてしまうものが歯周炎です.歯周炎歯周炎が進行すると、歯周ポケットから膿が排出されるようになり、最後に歯は抜け落ちてしまいます.歯槽膿漏かつて歯槽膿漏といわれた歯周病は排膿が顕著な重度歯周炎のことです. |
@歯肉疾患 A.プラーク性歯肉疾患 1.プラークのみに起因する歯肉炎 a.他の局所関連因子なし b局所関連因子あり 2.全身性因子関連性歯肉疾患 a.内分泌系と関連したもの 1)思春期性関連性歯肉炎 2)月経周期関連性歯肉炎 3)妊娠期関連性歯肉炎 *歯肉炎 *化膿性肉芽腫 4)真性糖尿病関連性歯肉炎 b.血液障害を伴う 1)白血病関連性歯肉炎 2)その他 3.薬物関連性歯肉疾患 a.薬物の影響による歯肉疾患 1)薬物の影響による歯肉疾患 2)薬物の影響による歯肉炎 *経口避妊薬関連性歯肉炎 *その他 4.栄養失調により修飾された歯肉疾患 a.アスコルビン酸欠乏性歯肉炎 b.その他 B.非プラーク性歯肉疾患 1.特異的細菌に起因する歯肉疾患 2.ウィルス性歯肉疾患 a.ヘルペスウィルス感染 b.その他 3.真菌に起因する歯肉疾患 4.遺伝性歯肉異常 5.全身状態の歯肉への発現 a.軟膜皮膚疾患 b.アレルギー反応 6.外傷性病変(人為的、医原性、偶発性) 7.異物反応 8.その他 |
A慢性歯周炎 A.限局性 B.広汎性 |
B侵襲性歯周炎 A.限局性 B.広汎性 |
C全身疾患の一症状としての歯周炎 A.血液疾患関連 B遺伝性疾患関連 C.その他 |
D壊死性歯周疾患 A.壊死性潰瘍性歯肉炎 B.壊死性潰瘍性歯周炎 |
E歯周組織膿瘍 A.歯肉膿瘍 B.歯周膿瘍 C.歯冠周囲膿瘍 |
F歯内病変関連歯周炎 A.歯周-歯内複合病変 |
G先天性および後天性の形態異常 A.プラーク依存性歯肉炎/歯周炎を修飾あるいは罹患しやすく局所的歯関連因子 B.歯周囲における歯肉歯槽粘膜の形態状態 C.歯欠損顎堤における歯肉歯槽粘膜形態状態 D.咬合性外傷 |
(*)AAP歯周疾患の最新分類 アメリカ歯周病学会編 石川烈監訳 クインテッセンス出版 2001 |
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PM | 〇 | 〇 | 〇 | / | 〇 | 〇 |
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